傷つくということ

傷ついたなと感じる時、それは自分の期待通りにならなかったときです。

求めていることがあったけど、相手から拒絶されたとき。

 

家族や恋人との間、そのほか人間関係で傷ついたとき、

それは無意識にも相手から何かを奪おうとして拒絶されたからです。

そこに愛はないです。

愛、、大切にしようとする気持ち。

 

相手から愛が欲しくて求めたけれど、得られなくて傷つく。

愛は求めるものではなくて、与えるもの。

傷ついたというときは、相手を愛してないのです。相手を大切にしようと思えてないのです。

 

どうして、相手から愛をもらいたいのか。大切にされたいと思うのか。

自分のなかに愛の欠乏感があるからなのです。

だから相手からもらおうとしてしまいます。

けれど、愛は誰かから得るものではなくて、自分で生み出すもの。

誰かから得る愛というのは、状況によっては与えられない可能性やなくなる可能性を常に含んでいます。

 

傷つけられた!と感じたまさにそのとき、

自分は愛を見失っているということです。自分のことを大切にできていないのです。

相手のことを考えるのではなくて、すぐにでも自分のことをよく見てあげる。

自分の気持ちをしっかりと感じてあげる。

どうしたら自分を喜ばせてあげられるか考えて、自分で自分を喜ばせることに集中してあげる。

 

そして、傷つけられたと感じた相手は、自分に「愛が足りてないよ」「大切にできてないよ」と教えてくれているのです。愛を求めているということが、愛が足りないと感じているということだからです。他人から求めることをやめて、自分で自分を癒してというサイン。

 

毎回、ひどいと思うことをされたり、傷つけられるのにその人から離れられない関係を続けてしまうとき、または同じパターンを繰り返してしまうとき、そこには深いメッセージがあります!!

 

自分が望む愛を与えてくれる人やいつも大切にしてくれる人が現れてくれれば、「自分が愛を求めている」「自分を大切にしていない」ということに気づくことはないですよね。つまりは、自分が自分のことを愛せない状態のままでいられてしまうということです。

 

だから、わざわざ「自分を愛してくれない、大切にしてくれない人」が現れることで、あなたに本当の愛に気づかせようとしてくれているのです。あなたは相手に愛を与えているのではなく、相手から奪おうとしている、求めようとしているのですよ、なぜなら自分を大切にできてないからですよと教えてくれているのです。

そこに気づいた瞬間からきっと何かが変わるはず。

 

そして自分を大切にし、相手を心から愛することができたら、世界はどうなるでしょう?

簡単なことではありませんが、せっかくこの世界に人として生まれてきたのならがんばる価値があると感じます。