歌と舟運のまちへ

先日、ちょっと足をのばして、隣町まで散策にでかけました。
そば街道が有名な、大石田町です。

齋藤茂吉が疎開した住宅の庭には、チューリップが咲き誇っていました。
だ〜い好きな花です♪
歴史民俗資料館では、ちょうど齋藤茂吉の短歌企画展をやっていました。
はじめて、じっくりと茂吉さんの歌を読みました。
季節を感じる日常をさりげなく詠んでいて、なんだか親しみがわきました。
なかでも、大きな掛け軸に加藤淘綾さんの挿絵が入ったものがよかったです。

鳥々はほしいままにて楽しかり みちのく山に春ふけしかば

この短歌の書かれた掛け軸に、ワラの入れ物に順序よく並んだ卵が5つ描かれた挿絵が入っています。
この卵の絵と、鳥を詠んだ歌の組み合わせがなんともほほえましくて。
この展示は6月3日までやっているそうです。

カツラの木の新緑が気持ちいい!!

最上川です。
近くに、芭蕉が弟子の曽良と泊った家跡があり、有名な句が紹介されていました。

さみだれをあつめて すずしもがみ川



こちらは日光寺の仁王さんです。仁王像といえば、怖いイメージがありますが、この仁王さんは陽気です!

ぐるり、歩いて3時間ほどのコースでした。
おいしいお蕎麦やさんもたくさんあるみたいで、また遊びに行きたい町です。