新しい生活をはじめました

今、山形に暮らしています。
本当に、さまざまな道のりでここへたどり着きました。
住みたい場所はほかにありましたが、
進めない問題があって、どうしようか、というときに、
ふっと心の動きがありました。
導かれるままに足を向けてみたところ、、あっという間に来ることになったのです。
人生には不思議なことがたくさんあります。


多くの人に助けられてきたことを実感しながらの一歩です。
離れてみてから感じる、故郷へのなんともいえない、あたたかさが胸の奥にあります。
だからこそ、この東北の地でがんばれる気がしています。


わたしが住む、舟形町は山形の北に位置する、小国川と最上川がとうとうと流れる川沿いの集落です。
天然あゆがとれ、見晴らしのよい高台に温泉があります。
そして見渡すかぎりの田んぼがひろがっています。
冬の雪や寒さは厳しいといいますが、そのぶん春をありがたく感じるとか。


ここへ来てからは、毎日、野草料理を楽しんでいます。
ちょっと前は、ヤブカンゾウフキノトウ
今は、ひろっこ(あさつき)、うるい(ギボウシ)、ヤマウドが大活躍です。お味噌汁に入れたり、炒めたり、おひたしにしたり、天ぷらもおいしいです。


この町で発見された、遺跡から出土した土偶が、ごく最近、国宝になりました。その名も「縄文の女神」です。
まだ、レプリカしか見たことがありませんが、
一目見て、その繊細さと優美な体形にとりこになってしまいました。
土偶は、豊穣を祈るための人形として、肉感のある、胸やおしりが出た体形が主流といわれるなか、この女神像はとてもスマートなのです。
小さな顔に、控え目な胸、けれど腰はほそくておしりは大きく、足がとても長いのです。まるでモデルさんのようです。
この時代に、外人が来たのではないか、宇宙人の襲来?など多くの説があふれています。


この女神様は、今年は6月に舟形町へやってきます。
発掘されてから、20周年を迎える今年は、8月に開催される、縄文炎祭が盛大になりそうです。


そんななか、わたしも少しずつですが、この町に馴染んでゆけたらいいなあと思っています。


この数週間で、いろいろなことに変化があり、挨拶もちゃんとできないままでごめんなさい。
いつもみんな、ありがとう!!
そして、これからもどうぞよろしくお願いします!