Back to Nature 〜自然に還ろう

先週末、四谷区民ホールにて『自然に還る日』と題して、
農業再生プロジェクトイベントが行われました。
主催のナチュラルフード協会のメンバーとして朝からお手伝いに入りました。
尚美学園の学生さんたちが強力な助っ人で、
テキパキと設営は進みました。

これは会場入り口のディスプレイです。本物のニンジンです^^
このイベントのメイン講演をする、大分の無農薬で野菜を育てて30年の赤峰勝人さんが作った、奇跡の!ニンジンです。
『ニンジンから宇宙へ』の著者としても有名であられる方です。
循環農法の大切さを伝え続けていらっしゃいます。

循環農法・・・一言でなかなか説明できませんが、
土、水、空気、すべてのものがぐるぐると循環して、互いに支えあいながらそこにある、その自然のあるがままの摂理を生かした農法、と言ったらいいでしょうか。
化学的なものは一切使わず、農薬などはもちろん、化学肥料も使いません。

このニンジンのおいしいことといったら、生のままフルーツのようにパクパク食べられてしまうんです。

このイベントの最後に、ロビーで玄米おにぎりと一緒に、カットした生のニンジンをお客様にふるまいましたが、みなさん、おいしい!と召し上がられていました。

わたしもこっそりいただきました^^
甘くて、いくつでも食べられちゃいます。
フルーツニンジンという名前をつけてもいいのでは?
なにより、やさしい味がします。
口にふくむと、ふんわり甘くておいしい。


そんな恵みある野菜を作ってらっしゃる赤峰さんの講演はすばらしいものでした。

土の大切さ。

土のなかには、たくさんの命がある。
微生物、菌類、みんな共生している。
その栄養を植物がいただき、育ちます。
その命をありがたく、私たちはいただいているのです。

私たちは土からできている!ということなんですよね。

イベント後は赤峰さんの著作本などを販売しましたが、
サインを書いてもらえるということで、わたしも購入しました。
そのときに、名前を書いてもらったんですが、
私の名前に”佳”という漢字があるんです。
とくに意識したことがなかったんですが、赤峰さんに
『土が二つもあるから、土からはなれたらいけんよ』

!!!!!!

ほんとだ!
その瞬間、どんなに感動したことか・・・
私の名前は漢字に意味はなくて、当て字だから、と親に言われていたので、そうなんだ・・・と自信をなくしていたので、
この日、これだけで私は今日、参加できてよかった・・・と思ったものです。
それでも、子供のころは自分なりに漢字辞典を調べて名前の由来をああだこうだこじつけていたもんです^^;


ますます土が大好きになりました。



さて、イベントの後半はピアニストのウォン・ウィンツァンさんの演奏です。とても穏やかで美しい時間でした。
流れるようでいて、とても深い響きでした。
いろんな情景が浮かびました。
海、波・・・
森・・・
そしていろんな懐かしい人たちや身近な大切な人たち・・・
そんなあたたかいシーンが浮かぶ演奏でした。


イベントのあとは、赤峰さんとウォンさんと、仲間たちと打ち上げです。
本当に楽しく、学びのある一日でした。

赤峰さんが、打ち上げの席で、
『明日なんてのはないんだよ!あるのは、今だけさ。
だから、今を大切に生きなきゃね』
と言っていたのが、とても心に響きました。


今を大切に!!


そう、生きていきたいです。