お米話〜成長〜福井県への旅〜人〜自然 その3

今日の朝、古代米の葉っぱが4.5葉になっていました。

このお休みのあったかさでぐんと成長したみたいです。
少しずつだけど、着実に上へ上へと伸びてゆく、この姿になにより励まされます。
誰にほめられるわけでもなく、認められるわけでもなく、ただただ太陽の光を浴びて、天に向かってまっすぐにまっすぐに・・・
すごいなあ、すごい力だなあ、尊いものだなあと思わずにいられません。


そんなふうに、心にまっすぐに生きてゆけたらすてきなことだなあ〜と思ってしまいました。


こちらは、福井のとある農家さんの苗床です。
田植え前の苗づくりですね。ハウスのなかで43度くらいの室温です。
大規模農家さんなので、大量に苗を作っています。
この土には苗が病気にならないように、薬剤が入っています。
そして、化学肥料が入っています。
慣行農法ではこれが一般です。


このように、トラクターで田んぼを耕して、
そこに成長した苗を植えていきます。


大量生産のためには、機械を導入し、抗生物質や殺菌剤などの使用で効率をはかっています。この機械、一財産ほどもの高額なものなんです。だから、買いたくても買えない農家さんはたくさんいらっしゃいます。

夢は大きく!
大きな機械で大きな田んぼを耕し、たくさん収穫する・・・
農家さんなら一度は夢見るというそんな環境は、、皮肉にも自然にすむ生物たちをおびやかしてもいます。めぐりめぐってそれはわたしたち人間にも・・・
でも誰が悪いというわけではけっしてないのです。


いったいどうしたらいいのでしょう??


たくさんを望む人がいるから、たくさん作るのが奨励され、認められる証になる・・・


たくさん、じゃなくて、ちょうどいい、かちょっと足りないくらい、にしたら何かが変わらないかしら??


なんにもできないとあきらめる前に、”どうしたらいい?”
そんなふうに問いかける勇気がほしい・・・


大好きなお米のことをよく考えるこのごろです^^